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2016/05/16 Thu 意味のある「70歳雇用」とは

独立して自由な時間が増えてからは、劇場に行って映画を見ることが増えました。
そんな中で、ミニシアターで上映されている作品にも心が惹かれるようになりました。
特に良かったのは「人生フルーツ」という老夫婦の日常生活の話し。
人生とは、夫婦とは、ということを教えてくれるとても良い作品でした。
先日その「人生フルーツ」を見たアップリンク渋谷で「ビル・エヴァンス タイム・リメンバード」というJazz Pianistの生涯を関係者の証言でつなぐドキュメンタリー映画を見ました。
ビル・エヴァンスと言えばワルツ・フォー・デビーが有名で、そしてその曲が好きで、ある意味最も好きなJazz Pianistなのですが、その生涯については、暗いものを感じ、あまり深く知ろうとは思っていませんでした。
が、今回映画として上映されることをきっかけにビル・エヴァンスの生涯を理解したいと思ったのでした。

高齢者雇用が義務ではなく、活躍できる社会にしたい

70歳雇用へ企業に努力義務 政府、起業支援など7項目:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO44828520V10C19A5MM8000/

2019/05/19付の日本経済新聞のウェブサイトに上記の記事が掲載されていました。
これは現行の65歳までの定年延長に加えて、70歳までに延長させよう、というもの。
それには企業に対して、
「他企業への再就職支援」「フリーランスで働くための資金提供」「起業支援」「NPO活動などへの資金提供」
が項目として追加されている、というもの。
基本的にとても良い考え方だし、デザインだと思います。
ただし、それを受け止める企業側が、国やデザインした人の思想や理念を理解せずに実行した場合には、悲しい現実になってしまうと思います。
例えば、
「他企業への再就職支援」は決して、親会社から子会社、銀行から取引先、お役所の天下りのような構図になってはいけません。
また、65歳までの定年延長では、その本人の能力を活かし、やりがいのある業務をアサインしなければ、いきなり65歳を過ぎて、フリーランスや起業支援、と言っても、本人にとっても、社会にとっても価値のあるものにはなりにくいものです。

おがの主張
実業務においても、設計思想が正しく実装されるように最大限の配慮が必要です。
フリーランスや起業支援は、40代の社員に対して行うべきです。

 

一日一新

ポレポレ東中野というミニシアターで「山懐に抱かれて」という岩手県田野畑村で山地酪農に取り組む家族の数十年に渡る記録映画を観ました。
これは、冒頭に書いた「ビル・エヴァンス タイム・ リメンバード」の上映前の予告編で見て興味が湧いたもの。
地元岩手が舞台になっていることもありましたが、信念を持ち、本気で仕事と生活に取り組む姿勢にとても惹かれました。
まっすぐで真面目なお父さんのDNAもあるのでしょうが、子供たちがとても素直に一生懸命家業を手伝い、不平不満を言わずに成長していく姿に感動しました。

 

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